X線宇宙望遠鏡「ニュースター」、超新星残骸カシオペヤ座Aを撮影

2013年1月11日 09:00

  米航空宇宙局(NASA)は1月9日、X線宇宙望遠鏡「ニュースター(NuSTAR)」によって撮影された超新星残骸カシオペヤ座Aの画像を公開した。

  カシオペヤ座Aは地球から約1万1000光年離れており、我々の銀河内で非常に若い超新星残骸であり、太陽系外の電波源として、最も電波強度の強い天体としても知られている。

  画像の青色が「ニュースター」が撮影した高エネルギーX線で、赤色と緑色は「ニュースター」が撮影できる下限の低エネルギーX線で、チャンドラX線望遠鏡が撮影した画像と合成している。

  「ニュースター」は2012年6月に打ち上げられたX線宇宙望遠鏡で、従来のX線宇宙望遠鏡に比べ、より高エネルギーX線を、より高精度で観測できる。

 写真=NASA。

 ■Sizzling Remains of a Dead Star
http://www.nasa.gov/mission_pages/nustar/multimedia/pia16606.html

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