ソニー、「ハンディカム」計6機種を発売

2013年1月9日 21:12

 ソニーは9日、レンズユニット全体を動かすことで広角端から望遠端まで手ブレ補正幅を従来比約13倍と飛躍的に高める独自技術を採用した「空間光学手ブレ補正」機能の搭載商品を4機種へ拡大するとともに、内蔵プロジェクターの輝度向上などにより、高画質撮影と高機能を充実させた“ハンディカム”計6機種を発売すると発表した。

 今回全機種が、“ハンディカム”として初めてスマートフォンなどへ手軽に動画を転送できるMP4記録方式に対応した。また、ワイヤレスアダプター「ADP-WL1M」(別売)の使用でWi-Fi機能に対応している。これにより、MP4記録方式で撮影した動画や写真をスマートフォンへ転送し、SNSや独自のクラウドサービスである“PlayMemories Online”へアップロードして手軽に公開できるなど、撮影後の楽しみも広げている。

 また、新商品の“ハンディカム”は、全機種に裏面照射型CMOSイメージセンサー“Exmor R(エクスモアアール)”と独自の高速画像処理エンジン“BIONZ”を搭載することで高解像度と高感度・低ノイズを両立し、暗所でも高画質撮影が可能。

 さらに、最大広角26.0mmの広角レンズ搭載により、狭い室内や自分撮りなどのシーンでも広々と撮影できる。加えて、映画のような味わい深い映像を表現できる24p記録とフィルム調の色合いを出すシネマトーン(シネマトーンガンマとシネマトーンカラー)機能に対応するなど、“ハンディカム”ならではの高画質撮影をより多くの機種で楽しめるようになった。

 そのほか、撮影した映像の楽しみ方としてソニーが提案している内蔵プロジェクターの輝度を最大35ルーメンにまで向上させた。すべての内蔵プロジェクター搭載機種にHDMI外部入力端子を新たに搭載することで、“ハンディカム”で撮影した映像のほかにも、スマートフォンやPCのコンテンツも手軽に投影し、その場ですぐに鑑賞ができるようになった。

 臨場感あふれる高画質映像に不可欠な高音質化にもこだわり、『HDR-PJ790V』『HDR-PJ630V』『HDR-CX630V』『HDR-CX430V』の4機種に高音質5.1chサラウンドサウンドマイクロホンを搭載した。独自のアドバンスドサウンドシステムを採用し、従来機種(『HDR-PJ760V』)との比較で約2倍にダイナミックレンジを拡大させたことで、あらゆるシーンでクリアな高音質記録が可能。さらに『HDR-PJ790V』は、新たに高音質5.1chサラウンドサウンドマイクロホンを本体上部に独立させたことで、より臨場感あふれる高音質記録が可能となり、美しい映像とともに迫力のサウンドを体験することができる。

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