電通とリクルート、若年層向け「初TABI」プロジェクトを開始 第1弾は沖縄

2013年1月7日 12:28

 リクルートライフスタイルと電通は7日、大学生を中心とした若年層に魅力ある国内の旅を提供することによって地域の活性化を支援する「初TABI」プロジェクトを開始すると発表した。

 国内旅行市場が縮小傾向にある中で、地域にとっては、特にライフタイムバリューの長い若年層を対象とした新しい旅行需要の創出が大きな課題となっている。また、地域の新しい魅力の開発・PRや、現地におけるプログラムの整備が遅れているという実情もある。

 こうした中、「初TABI」プロジェクトでは、国内最大級の宿泊旅行予約サイト「じゃらんnet」を運営するリクルートライフスタイルの地域ネットワーク力と、電通の統合コミュニケーション・プランニング力を掛け合わせることで、地域・自治体とさまざまな企業が連携するスキームを構築し、若者視点で国内各地域の新しい魅力の開発と体験ができる旅行プログラムの開発・提供を行っていく。

 コンセプトは“初めてに出会う旅”。自分たちだけで行く初めての旅の体験価値を最大化するための多彩なプログラムを用意しつつ、その中で地域の知られざる真価や観光資源などの魅力を伝えていく。

 両社と地域が連携しながら旅行プランの企画開発・運営を行うと同時に、リクルートライフスタイルは宿泊・飲食・観光施設等の「初TABI」限定の現地プログラムの開発、電通は賛同企業との連携による魅力的な旅行体験の企画開発を行う。長期的には、若年層の旅行需要の創出を起点に、「初TABI」プロジェクトを国内各地域の活性化に貢献するプラットフォームへと育てていくことを目指す。

 「初TABI」プロジェクトの第1弾は沖縄県を対象エリアに本日より開始する。また今後は順次、全国各地域へとプロジェクトの対象エリアを広げていく予定。

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