改正消防法により過疎地から GS が消える「2 月危機」
2013年1月4日 12:50
masakun 曰く、
2013 年 2 月以降、過疎地などの採算の悪いガソリンスタンドが廃業する「2 月危機」が懸念されている (毎日 jp の記事、消防危第144号通知[pdf]) 。
その理由は、2010 年 6 月の消防法改正によりガソリンスタンドに埋められている貯蔵タンクの規制が強化され、油漏れを防ぐなどの処置を講じる地下タンク法改正の猶予期間が 2013 年 1 月末で終わるため。対象となる地下貯蔵タンクは「経過年数」「塗覆装」「板厚」により異なるものの、主に設置から 40 年を経過したものについては「タンクの交換か、FRP ライニングによる内面コーティング」「油漏れ探知機の設置」が義務付けられており、その数は日本全国で 4 万 3000 基になるという。しかしこの対策には数百万円かかることから、まだ 3 割弱しか実施されておらず、しかも GS 経営会社の約半数が赤字経営 (資源エネルギー庁の委託調査) ということから、不採算のガソリンスタンドが一気に廃業する可能性があるそうだ。
最近は低燃費の車が増えたが、この夏思わぬところでガス欠になり立ち往生する車が増えるかもしれない。
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