IE6〜8にゼロデイ脆弱性、攻撃コードも発見される

2012年12月31日 08:00

 あるAnonymous Cowardのタレコミによると、Internet Explorer 8に新たなゼロデイ脆弱性が発見されたという(FireEye)。

 Microsoftのセキュリティアドバイザリによると、対象となるのはIE6〜8で、9以降ではこの脆弱性の影響はないという。問題の脆弱性は、IEが削除されたメモリ、もしくは適切に確保されていないメモリに格納されたオブジェクトにアクセスしてしまうことで、任意のリモートコードを実行してしまうというもの。US-CERT Vulnerability Note VU#154201によると、特別に細工されたJavaScriptを実行させることで、不正なメモリアドレスに格納された命令を実行させることが可能になるとのこと。

 この脆弱性により、外交問題評議会(Council on Foreign Relations、CFR)が攻撃され、CFRのサイトが改変され悪意のあるコンテンツがホスティングされるという問題がすでに発生しているという(The Next Web)。The Next Webによると、この脆弱性とFlashおよびJavaを組み合わせたReturn Oriented Programming(ROP)による攻撃を行うコードが確認されているという。

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