ソユーズ2.1v、2013年初頭に打ち上げか

2012年12月29日 07:00

  インターファクス紙は27日、ソユーズ2.1vの1号機の打ち上げが2013年初頭に行われると報じた。

  ソユーズ2.1vは現在ロシアが開発中のロケットで、名機ソユーズロケットから4基の第1段(ブースター)を取り払い、また中央の第2段にあるエンジンをNK-33という強力なエンジンに換装している。打ち上げ能力は元のソユーズより下がり地球低軌道に約2.8tとなるが、これは小型・中型衛星の打ち上げに的を絞っている為で、またロコットロケットのバックアップと代替を行う事も目的としている。発射台は既存のソユーズと共有でき、つまり単一の発射設備で、能力が大きく異なる2種類のロケットを運用する事ができる。

  ソユーズ2.1vの開発は2008年から始まり、比較的順調に進んだ後、機体は完成、2012年中にも1号機の打ち上げを行う事を予定していた。しかし今年8月に第1段の燃焼試験で爆発事故を起こした為、以来打ち上げ時期は不透明なままだ。いくつかの情報によれば、来年2月に再度燃焼試験を実施した後、4月に打ち上げを実施するとされており、今回の報道とも合致するが、2月の燃焼試験の結果如何ではさらなる延期も考えられる。

 ■Первый запуск "Союза-2.1в" с космодрома Плесецк запланирован на начало 2013 года - Новости - Политика - Интерфакс
http://www.interfax.ru/politics/news.asp?id=283054

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