Linux カーネル 3.8 では i386 がサポート外に

2012年12月18日 10:20

 ymitsu 曰く、

 このたびカーネル 3.7 がリリースされ、さらに次期カーネル 3.8 へ向けて着々と開発が進んでいる Linux であるが、カーネル 3.8 では i386 がサポート外になるとのこと (ZDNet の記事Linux Daily Topics の記事本家 /. 記事より) 。

 オリジナルの Linux は、Linus Torvalds 氏が所有していた Intel 386 DX を積んだパソコンで 1991 年より開発が始められ、i386 を搭載した PC の普及と歩みを同じくして世間に広まったことはよく知られる話である。それから二十余年、現在まで i386 のサポートは続けられているものの、既にオリジナルの Intel 386 も生産が終了して久しく、開発の重みになっていた。そこで、Red Hat の開発者 Ingo Molnár 氏が i386 をサポートから外すことを Linus 氏に提案した所、Torvalds 氏が了承した

 なお「(サポート中止にコストはかからないが) nostalgic cost がかかる」という、Molnár 氏の若干ノスタルジックなコメントに対し、Torvalds 氏本人は逆に「いい厄介払いが出来た (Good riddance)」と返答している。さらに Tovalds 氏は、i486SX で必要とされる FPU エミュレーションの削除をも提案しており、かつて Linux の普及を支えたこれらの 32bit CPU もいよいよ過去のものとなるもよう。

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