『夜王』クォン・サンウ&スエ、幼い頃に別れた2人の運命的な再会
2012年12月18日 19:21
俳優クォン・サンウと女優スエが、貧困地域の村で運命的な再会をする。
来年1月から放送される韓国SBS月火ドラマ『夜王』(脚本:イ・ヒミョン、演出:チョ・ヨングァン)で、ファーストレディーになるという野望を持った「ダヘ」と、彼女のためにすべてを犠牲にする「ハリュ」を演じるスエとクォン・サンウが、最近ソウル貞陵洞の山村でロケを行なった。
2人が一緒にいるシーンを撮影したのはこの日が初めてだ。17日に制作会社が公開した写真では、避難民のように布団を担いだクォン・サンウと、ラーメンの段ボール箱を手に持ったスエが、貧困地域の村の坂道を登っている。この写真は、新婚の2人が一緒に住むことになったバラックに引越しの荷物を運んでいる姿だ。
このシーンの前に、ハリュ(22歳)とダヘ(20歳)は7年ぶりに運命的な再会をした。2人は同じ保育園で育ったが、ダヘが養子に出されて離ればなれとなり、借金の取り立て屋となったハリュが、偶然ダヘの家に借金の取り立てに来たことで再会したのだ。
極貧のために母親の葬儀も行えなかったダヘは、丸3日間寝ずに母の遺体をそばで守っていた。これまでのダヘの苦しい暮らしを知ったハリュは、愛する彼女を守るために彼女が住んでいた町内のバラックに引っ越し、新婚生活の準備を調える。
2人が暮らす北漢山の貧困地域から北岳山の青瓦台(大統領官邸)までは直線距離でわずか3kmだが、ファーストレディーになるという野望を持ったダヘは、その遠くて険しい道を何度も巡り、30年かけてついにその座を手にすることになる。
極寒の中、夜明けから行われたこの日の撮影で、クォン・サンウとスエはまるで本物の新婚夫婦のように親しげな表情で、劇中の雰囲気を盛り上げた。狭い坂道、壊れかけたバラックにいくつかの食器があるだけの暮らしだったが、愛し合うハリュとダヘは充分幸せそうに見えた。
2人は山から眼下に広がる都市の夜景を眺めながら、永遠な愛を誓った。撮影シーンを見守ったスタッフは、「本当に息ピッタリの演技で最高の相性」と、ドラマへの期待をあらわにした。
制作会社の関係者は、「貧しいながらも純粋な愛で結ばれた2人の運命が、欲望と裏切りによって憎悪と復讐に変わって行く過程がドラマチックで、ストーリーに面白みを加えてくれる」と説明した。(翻訳:中川)