米空軍による無人シャトル「ボーイングX-37B」、3回目の打ち上げ。しかし17分のミッション内容は非公開
2012年12月13日 13:53
taraiok 曰く、 米空軍は11日、軍事用無人シャトル「ボーイングX-37B」の打ち上げを行った。X-37Bはスペースシャトルのおよそ4分の1の大きさで、長期間軌道上にとどまることができるほか、無人操作で大気圏に再突入して着陸する能力を持つ。米空軍はX-37Bを2機保有しており、今回は6月に帰還したばかりの2号機ではなく、2010年4月に初飛行した1号機が使用されたとのこと。1号機としての打ち上げは2回目、X-37B全体の打ち上げは3回目となる(AP通信社、時事通信、本家/.)。
今回もミッションの内容は公開されておらず、打ち上げ時の記者会見も17分という短時間で終了したという。スミソニアン天体物理学センターのJonathan McDowell氏は、噂にあるような中国の衛星を破壊する兵器の搭載などは否定しつつ、X-37Bはスパイ衛星用に開発されたセンサーのテストベッドとして使われている可能性が高いと発言している。
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