ガラスに貼るだけでショーウィンドーがディスプレーに、大日本印刷が開発

2012年12月13日 13:55

 大日本印刷(DNP)は13日、ガラスやアクリル板に貼るだけでプロジェクターの映像を表示できる透明スクリーンを開発したと発表した。

 同スクリーンは、フィルム上に光を透過する部分と光を拡散する部分を交互に配置することで、透明感を保ちながらプロジェクターが投影する映像を表示できるもの。ガラス面などに設置することでアイキャッチ効果の高いプロモーションを行うことができるようになる。公共施設や店舗、企業のショールーム、イベント会場などでの利用に向け、2013年3月に販売を開始する予定。

 今回開発した透明スクリーンは、従来の透明なスクリーンに比べて広い視野角を実現し、反射でも透過でも使用できる新しいタイプの透明スクリーン。透明なガラスやアクリル板などに貼り付けるだけで市販プロジェクターでの資料や映像の投影ができるため、導入に掛かるコスト、期間が減らせ、浮遊感のある映像を提供したり、空きスペースでいつでもプレゼンテーションを行うことが可能となる。

 主な特長は、「透明性に優れるとともに広い視野角を実現することで美しい映像を表示」、「投影した映像は、スクリーンの前方、後方いずれからでも見ることができるため、多くの人に映像を見せることが可能」、「市販のさまざまなプロジェクターに対応可能。特に、短焦点プロジェクターに適しているため、設置場所に合わせた省スペース、低コストでの導入が可能」、「フレキシブルなフィルム形態のため、既設のガラス面など設置場所を選ばない」など。

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