車載記録装置の運用拡大はプライバシーに問題あり?

2012年12月12日 13:20

 taraiok 曰く、

 米国では新規販売の乗用車と軽トラックに対して、イベントデータレコーダーが搭載されているという。イベントデータレコーダーとは、エアバッグが作動するような事故が起きた場合に、事故前後の 5 秒から 10 秒間の間、車の動きや運転者の操作を記録するための装置とのこと。事故の原因を判断するなどの用途に使用されており、マサチューセッツ州 Timothy Murray 知事が昨年、スピード違反並びに政府所有車の追突事故を起こしたときの刑事訴訟でもシートベルトに関する虚偽発言の指摘などに成果を上げているという (Fox News の記事本家 /. 記事より) 。

 こうしたことから、国家道路交通安全局は米国内で販売される全車両への搭載義務づけや助手席に座っている人のデータ取得などイベントデータレコーダーで収集可能なデータ要件の拡大も検討されているとしている。しかしプライバシーの擁護団体などは、プライバシー対策をしないままイベントデータレコーダーを普及させることに疑問を持っており、政府当局や自動車メーカーが収集した情報の悪用を防ぐための対策を入れるべきだと主張している模様。

 スラッシュドットのコメントを読む | YROセクション | アメリカ合衆国 | 交通 | プライバシ

 

関連記事

最新記事