【銘柄フラッシュ】enishが公開値の3.1倍で初値をつけシャープは活況高
2012年12月12日 16:27
12日後場は、シャープ <6753> が最新の液晶「IGZO」(イグゾー)拡大などを材料に需給妙味を発揮し、後場一段ジリ高となり7.8%高で売買代金・出来高とも1位。今夜、米国の金融政策決定会合(FOMC)の結果発表が予定され、一段の金融緩和に期待があり、消費者金融のアイフル <8515> が6.6%高の年初来高値で売買代金2位。任天堂 <7974> (大1)は米国で新製品を先行発売し、国内でも出足好調と伝えられ、主市場・大証で2.2%高。
三菱自動車 <7211> は10.1%高の急伸となり東証1部の値上がり率5位。円安に加えて欧州事業のリストラ効果に関する報道を好感し戻り高値を大きく更新。
上場2日目のenish(エニッシュ) <3667> (東マ)は10時13分に2500円で売買が成立し、公開価格800円の3.1倍。2日目で初値。高値は2571円で、終値は2495円。
サイバーエージェント <4751> (東マ)は、外国為替証拠金(FX)事業をヤフー <4689> が200億円程度で買収するとの観測が日経速報ニュースで伝えられ、一時2.9%高の戻り高値。
東証1部の値上がり率1位にはクボテック <7709> の24.0%ストップ高となり10日申し込み現在の逆日歩が前日の20円から一挙に100円にハネ上がったと伝えられ、信用の売り手は苦境との見方で昨日に続き連日ストップ高、2位は前引けと同じナカノフドー建設 <1827> となりトンネルや高速道、橋梁などの老朽化を材料に関連株を物色する動きが一昨日までの三井住友建設 <1821> から乗り換えたとされ14.5%高で戻り高値、3位には日本軽金属ホールディングス <5703> の11.5%高が入りトンネルの天井板がコンクリでは吊り金具の問題以前に重くて危ないとの見方から期待がありホールディングスに改編後の高値。
コカ・コーラウエスト <2579> はバークレイズ証券の目標株価引き上げのほかサントリーグループの飲料事業会社の株式上場観測を材料に10月以来の1300円回復となり戻り高値を更新した。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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