パク・シフ&ムン・グニョン『清潭洞アリス』 3つの鑑賞ポイント

2012年12月6日 00:18

 新ドラマ『清潭洞アリス』が、ついにベールを脱いだ。

 平凡な庶民女性の“玉の輿プロジェクト”を描いた『清潭洞アリス』。初回放送後、各種ポータルサイトのリアルタイム検索語ランキングで1位を記録するなどの人気ぶりを見せた。ここでは、結婚の条件と幸せの意味を問いかけるドラマ『清潭洞アリス』をより楽しく鑑賞するための秘訣について分析してみよう。

#1. 全ての女性の憧れ、グローバルブランド「アルテミス」のショップ
 グローバルブランド会社を背景にしているだけあって、『清潭洞アリス』の一番の見どころは「アルテミス」のショールーム。ショップには、入るやいなや女性たちを一瞬にして虜にしてしまう最新のバッグが数多く並べられている。

 それだけでなく、アルテミス・コリア代表であるチャ・スンジョ(パク・シフ)のオフィスやショールーム、GN衣類夫人ユンジュ(ソ・イヒョン)のドレスルームまで、見どころたっぷりだ。

#2. よくまとまったシノプシスに俳優らの名演技
 今回『清潭洞アリス』では、興味深いストーリーを土台に主演・助演俳優はもちろんのこと特別出演まで加わって、名演技を繰り広げてくれるといい期待を集めている。

 時にはカリスマあふれるCEOとして、また時にはそのギャップの魅力を持った人物、チャ・スンジョ(パク・シフ)のキャラクターから、第2話から登場し、高級バッグを投げつけ「交換して!」と怒鳴るチョン女史(ソン・ソンミ)まで、バラエティー豊かなキャラクターの登場で視聴者を楽しませてくれるだろう。

 ちなみに、特別出演のソン・ソンミが投げつけた商品は、『清潭洞アリス』のスポンサー「LOVCAT」の商品だそうで、担当者は、「ドラマの成功を祈願して、現在直営モール(www.lovcatmall.com)では、限定特価を実施しているが、ドラマで使用されたブラックカラーは完売直前だ」と伝えた。

#3. 現実の哀歓をそのまま反映したドラマ
 ブランド品、就職難、ハウスプア(家のローンを返済できず生活苦に陥っている人)・・・。『清潭洞アリス』では、現実の社会問題をそのまま映し出している。88万ウォン世代を代弁するセギョン(ムン・グニョン)の苦しみ、努力だけでは成功できないという挫折感などは、現実を表現する重要な要素だといえる。

 簡単には答えを見つけることのできない“富”に関する悩みを本格素材に採用し、ドラマチックな展開を広げたいとスタートした『清潭洞アリス』が、果たして視聴者の共感を呼び起こす展開を持続することができるか、今後の成り行きに注目したいところだ。

 ブランド会社の最年少会長スンジョと平凡な庶民からセレブ妻を夢見るセギョンのラブストーリーとともに真の結婚の条件と本当の幸せの意味を振り返るドラマ『清潭洞アリス』は、毎週土日の夜9時50分に放送中。(翻訳:宮本りさ)

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