三菱自、ロシアの現地工場で生産した新型SUV「アウトランダー」を出荷開始

2012年12月4日 17:44

 三菱自動車は4日、ロシア・モスクワ市の南西180キロメートルに位置するカルーガ州にある、仏PSAプジョー・シトロエン社とのロシア合弁車両組立工場PCMA Rusで生産した新型SUV「アウトランダー」を、12月3日から出荷開始したと発表した。

 PCMA Rus工場は2010年4月より稼動を開始し、これまでにプジョー及びシトロエンブランドのCセグメントセダンや、三菱ブランドの中型SUV「アウトランダー」などのSKD生産を行ってきた。今年7月にはプジョーブランドのCセグメントセダン「プジョー408」の本格生産(CKD生産)を開始し、11月にはいよいよ三菱自動車の新型「アウトランダー」の本格生産も開始した。また、来年にはシトロエンブランド車両に続き、三菱ブランド「パジェロスポーツ」の生産を順次開始する計画。

 新型「アウトランダー」は、まずは今年7月より日本製の輸入完成車としてロシア市場に投入され、好評を博している。三菱自動車は、今回の現地生産車両の出荷開始を契機としてロシアにおける「アウトランダー」の拡販に一層注力するとともに、現地生産体制を活用し、ロシア事業をより一層強固なものとしていく。

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