人気ゲーム「とびだせ どうぶつの森」の品薄はSLC NANDフラッシュメモリが原因
2012年12月3日 17:14
あるAnonymous Coward 曰く、 11月8日に発売された任天堂のニンテンドー3DS向けゲーム「とびだせ どうぶつの森」が、予想を上回る売れ行きのため品薄の状態が続いている。これについて任天堂の岩田社長が謝罪したのだが、その説明の中で品薄の理由として「カートリッジに通常使われていないSLC NANDフラッシュメモリが採用されている」ことが挙げられており、話題になっている(ニンテンドー3DS専用ソフト『とびだせ どうぶつの森』生産に関するお知らせ)。
通常のニンテンドー3DS向けゲームソフトではデータセーブ用のフラッシュメモリにMLC型のNANDフラッシュメモリが使われているのだが、「とびだせ どうぶつの森」ではセーブするデータ量が多いため、高速に読み書きが行えるSLC型のNANDフラッシュメモリが採用されているという。しかし、SLC NANDフラッシュメモリはMLC NANDフラッシュメモリより高価で、かつ調達が難しいということで十分な供給ができていないとのこと。
同ソフトはダウンロード版も販売されているのだが、12月ということでクリスマスプレゼントのための通常パッケージ版需要も多い模様。
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