【銘柄フラッシュ】ピーエス三菱やニチユが急伸し輸出株は日産自やキヤノンが高い

2012年12月3日 16:38

  3日後場は、中央高速道の笹子トンネルで発生した事故を受け、引き続き建設株に年初来の高値銘柄が続出。前場高値に進んだ大林組 <1802> の3.1%高などに代わり、後場は日特建設 <1929> が一段上値を追う場面をみせて8.3%高、福田組 <1899> の4.1%高、東洋建設 <1890> の4.0%高などが高値更新。一方、輸出関連株は円安基調の一服を受けて高安混在になった中で、自動車株では日産自動車 <7201> が1.0%高。電機・精密株ではキヤノン <7751> が2.7%高で売買代金2位の活況。

  アコーディア・ゴルフ <2131> は14時に大幅増配と中期計画、同業のPGMホールディングス <2466> によるTOB(株式公開買い付け)に対する反対意見の表明を発表。朝、観測報道があったため前場の高値は抜けなかったものの堅調で0.7%高。

  東証1部の値上がり率1位はピーエス三菱 <1871> の20.8%ストップ高となり仕手色が強く笹子トンネルの事故を材料に前場は2位だったもののストップ高のまま戻り高値、2位は日本橋梁 <5912> となり仕手色が強くサクラダ <5917> (東1・整理)の破産手続きによる「残存者利益」期待や笹子トンネルの事故を思惑材料に前場の1位26.0%高からはしぼんだものの20.6%高で戻り高値、3位は安藤建設 <1816> の15.8%高、4位はフォークリフトなどのニチユ <7105> の15.5%高。

  ハザマ <1719> はトンネル・ダムの総合大手で後場寄り後に24.0%高の243円(47円高)まで上げて戻り高値のあと売買交錯15.3%高。三井住友建設 <1812> は株価2ケタの手軽さもあり11.3%高の戻り高値で出来高1位。

  ファーストリテイリング <9983> は米国のデニム衣料大手「Jブランド」買収と月次動向への期待から約2カ月ぶりに戻り高値を更新、東洋水産 <2875> は後場一段と強含みになり1.0%高で高値更新幅を広げた。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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