Microsoft Security Essentials、AV-Testの認定を逃す

2012年12月2日 15:06

ドイツの独立系ITセキュリティー研究機関、AV-Testによる9-10月分のテスト結果でMicrosoft Security Essentialsが認定を逃したそうだ(Microsoft Security Essentialsのテスト結果PCMag.comの記事Neowin.netの記事本家/.)。

AV-Testは各種セキュリティーソフトを継続的にテストし、合格したセキュリティーソフトに認定証を授与している。テストの内容はマルウェア検出率などを評価する「Protection」、感染したコンピューターからのマルウェア除去能力などを評価する「Repair」、速度低下や誤検出の少なさなどを評価する「Usability」の3つのカテゴリで行われ、それぞれ6点満点で評価がつけられる。認定証を受けるには合計11点以上が必要だが、Windows 7環境でのMicrosoft Security Essentialsの得点は前回5-6月分のテストからProtectionで1点、Repairで2点下がり、計10.5点で惜しくも不合格となった。過去のテスト結果をみると、Microsoft Security Essentialsが不合格になるのは初めてのようだ。7-8月分はWindows XPでテストが行われており、計12.5点で合格している。なお、今回テストされたセキュリティーソフト24製品中、不合格になったのはMicrosoft Security Essentialsのみとなっている(24製品のテスト結果一覧)。 スラッシュドットのコメントを読む | セキュリティセクション | セキュリティ | マイクロソフト

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