みずほと国際協力銀、中小企業のASEAN地域進出を支援 ファンドから出資

2012年11月29日 11:16

 みずほコーポレート銀行とみずほ銀行は28日、国際協力銀行(JBIC)との間で、みずほコーポ銀の子会社が運営を予定しているASEAN地域の現地企業(日系合弁企業を含む)を投資対象とするプライベートエクイティファンド(通称「Mizuho ASEAN PE Fund」)との連携により、中堅・中小企業をはじめとする日本企業の海外事業展開を支援するための覚書を締結したと発表した。

 同ファンドは、ASEAN地域における現地企業への出資を通じ、中堅・中小企業をはじめとする日本企業の同地域への進出を支援することを目指している。具体的には、日本企業が現地企業に出資する際に同ファンドからも共同出資し、共同出資パートナーとして現地企業の運営サポートを行うことや、日系企業の投資先となり得る現地企業に同ファンドが投資し、日系企業と現地企業とのアライアンス構築を促進することを想定しているという。

 今回の覚書においては、同ファンドの投資先企業に対し、みずほコーポ銀・みずほ銀が事業活動支援や日本の中堅・中小企業との連携促進を行うとともに、JBICとの間で融資提供の可能性に関する情報交換を行うこと等を取り決めている。同覚書の締結を通じ、みずほはJBIC共に、日本の中堅・中小企業のASEAN地域におけるビジネス展開をサポートしていく。

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