東芝、京浜事業所に最新鋭のグローバルエンジニアリング・製造センターを建設
2012年11月27日 16:58
東芝は27日、火力や水力などの発電システム事業の今後の需要増への対応やグローバル競争力強化に向け、中核拠点の京浜事業所(横浜市)に設計、調達、工程管理、エンジニアリングなどの機能を担うグローバルエンジニアリング・製造センターを建設すると発表した。2012年12月より建設工事を開始し、2014年1月より稼動する予定。
新センターは、海外の顧客や東芝の海外拠点とも24時間連携できる最先端のエンジニアリング機能を有し、グローバル展開に向けた高品質なエンジニアリングを提供するとともに、海外拠点、サプライヤとの連携により、グローバルサプライチェーンを強化していく。また、免震構造の採用や非常用自家発電装置の高床設置等により、万が一の災害時でもエンジニアリング資産を守り、事業の継続性(BCP)を確保できるようにしていく。
東芝は、BCPや最先端の原子力事業のエンジニアリング機能を有する「磯子エンジニアリングセンター新棟」を横浜市に2009年11月に稼働し、更にスマートコミュニティの中核拠点となる「スマートコミュニティセンター」を川崎市に2013年10月から稼働する予定。新センターは、これらに府中事業所を加えた国内拠点、インド・中国等で展開する海外製造拠点、及び世界中の海外販売拠点との間でネットワークを構築し、火力、原子力、水力、再生可能エネルギーなど、トータルエネルギー事業のグローバル展開を積極的に推進していく。