明電舎、世界初の電圧204kV真空遮断器を北海道新幹線に納入
2012年11月26日 16:33
明電舎は26日、真空遮断器(VCB)で世界最高電圧となる定格電圧204kVタンク形VCBを独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構より受注し、北海道新幹線(新青森-新函館間)の変電所に納入したと発表した。
明電舎は1971年に国内初のVCB(7.2kV)を納入し、以降、高電圧化と機種拡大に取り組んできた。タンク形VCBとして1979年に72kV、2006年には120kV、そして2007年からは168kV納入を開始し、順調に運用されている。今回の204kVクラスVCBの誕生により、系統電圧187kVまでVCBで対応できるようになった。
これらのVCBは、その特長のひとつである約1万回の電流開閉に対応できる点や省メンテナンスの点などから、電鉄分野のみならず電力や一般産業分野でも数多くの納入実績がある。