Chromeに重大なゼロデイ脆弱性?発見者はGoogleに内容を伝えず

2012年11月23日 17:02

eggy 曰く、 グルジアのセキュリティー研究者、Ucha Gobejishvili(longrifle0x)氏はリモートからコードを実行可能なGoogle Chromeの重大なゼロデイ脆弱性を7月に発見したと主張している。しかし、詳細をGoogleには伝えておらず、11月24日にニューデリーで開催されるマルウェアカンファレンス「MalCon」で行うデモで詳細を明らかにするとのこと(The Security Ledgerの記事MalConによるUcha Gobejishvili氏のプロフィール本家/.)。

脆弱性はChromeのDLLに存在し、悪用するとリモートからマルウェアをダウンロードして実行させることが可能となる。MalConでのデモはWindowsを使用するが、ほかのOSでも同様の操作が可能だという。Gobejishvili氏によれば非常に危険な脆弱性であり、デモ後にソースコードを公開することはないとしている。Googleは過去にGobejishvili氏とコンタクトをとったことはあるが、今回の件については何も聞かされていないとし、24日のデモを待つしかないようだ。Chromeの脆弱性発見に対して多額の賞金を用意しているGoogleに知らせず、他のセキュリティー企業に売るわけでもないGobejishvili氏の意図は不明とのことだ。

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