東芝、福島第一原発向けの調査・復旧作業用4足歩行ロボットを開発
2012年11月21日 17:04
東芝は21日、福島第一原子力発電所向けに、人が作業できない場所での調査・復旧作業を実施する4足歩行のロボットを開発したと発表した。
新開発したロボットは、カメラや線量計を搭載しており、遠隔操作で原子力建屋内の状況把握が可能な作業ロボット。東芝が独自開発した不整地や段差での歩行を制御するアルゴリズムと多関節構造により、4足で障害物を避けながら歩行するとともに、階段を登り降りできるため、従来の車輪やクローラタイプのロボットでは到達困難だった場所で作業が可能となる。
また、新開発したロボットから有線で接続し、狭あい路の先や構造物の陰にある設備・機器・配管の状態を撮影する小型走行車も開発した。