【銘柄フラッシュ】ソフトバンクやマツダが高く新規上場のエストラストは活況高
2012年11月21日 16:38
21日後場は、円安基調が対ユーロで105円台に入ったところで一服し、上海株式の下落も伝えられたため、新日鐵住金 <5401> やファナック <6954> が13時前後から前日比でマイナスに転じる場面を見せ、キヤノン <7751> も一時的に軟調転換。銘柄によっては波乱商状。このためか、円相場の影響の少ない銘柄に物色が移り、ソフトバンク <9984> が一段高となり3.0%高で戻り高値を更新し、売買代金1位。もっとも、輸出関連株は底堅く、出来高1位はマツダ <7261> の5.9%高。
本日、新規上場のマンション分譲企業・エストラスト <3280> (東マ)は買い気配を上げ、公開価格1350円に対し、後場、12時46分に2153円で売買成立し初値を形成。その後2620円まで上げ、終値は2013円。好調な出足となった。
中小型の材料株は活況で、陽光都市開発 <8946> (JQS)は株式分割も継続材料に4日連続ストップ高の15.8%高。トラスト <3347> (東マ)はネットでのレンタカーなどに選挙関連需要の期待とされて27.7%高となり2日続けてストップ高。ネットイヤーグループ <3622> (東マ)はサイト制作などに選挙関連需要がいわれて20.0%ストップ高。
東証1部の値上がり率1位は昨日および前場に続きアイロムホールディングス <2372> となり再生医療関連の軽量株として第2四半期決算の発表から動意を強め昨日までの4日連続ストップ高に続き連日高値の16.0%高、2位にはタッチパネルフィルムのKIMOTO <7908> が入り昨日のアナリスト向け説明会で増産を表明と伝えられ13.6%高の高値更新、3位にはアゴーラ・ホスピタリティー・グループ <9704> の12.5%高が入り株価10円台ながら第3四半期は赤字縮小と見直す様子。4位はティアック <6803> の11.1%高となり円安メリット大きく株価2ケタで手軽との見方が出ていた。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【注目のリリース】キヤノンが12月期末に創立75周年の記念配当(2012/11/20)
・話題の「シャープ横丁」のスマートフォン版がオープン!(2012/11/19)
・【相場熟者が答える投資相談】リコーは買い増しも可、自民政権誕生なら円安さらに進行も(2012/11/18)
・三菱重工業とJAXAが放射性物質を可視化する「放射性物質見える化カメラ」を共同開発(2012/11/18)