伊藤忠、ロシアに熱電併給発電所を建設へ 覚書を調印
2012年11月21日 12:23
伊藤忠商事は21日、ロシアで各種鉱山事業等を運営するEn+ Group Limited（エンプラス）との間で、アヴトザボツカヤ発電プロジェクトに関する覚書を11月20日に調印したと発表した。
同プロジェクトは、En＋の子会社であるユーロシブエネルゴがロシア東部に位置するニジニノヴゴロに総出力約400MW（40万kW）の熱電併給発電所を建設するものであり、三菱重工業製のガスタービンを採用することが既に内定している。
伊藤忠は、東洋エンジニアリングと共同で同プロジェクトの建設契約の商談をユーロシブエネルゴと進めており、今回の覚書にて2013年内の同プロジェクトの着工に向けて相互に協力していくことで合意した。
ユーロシブエネルゴは、ロシアの有力企業Baselグループのエネルギー部門を統括するEn+の子会社で、ロシアにおいて水力発電を中心に合計約19GWの発電能力を保有するロシア最大規模の民間発電会社。