日本触媒、貯蔵所等12施設が使用可能に 自動車触媒の製造設備を再稼働へ

2012年11月14日 21:01

 日本触媒は、9月29日に同社姫路製造所にて発生した爆発・火災事故について、これまで危険物製造所等一時使用停止命令を受けていたが、本日、一部の危険物貯蔵施設等について同停止命令を解除する旨の通知を受けたと、14日発表した。

 日本触媒は現在、姫路製造所内の製品製造プラントの操業を停止しているが、今回当局より「公共の安全の維持及び災害の発生の防止が確保されたため」との理由で、危険物を貯蔵する屋内貯蔵所等11施設および一般取扱所1施設について、一時使用停止命令を解除する旨の通知を受けた。これにより、当該貯蔵所等に貯蔵する危険物等の移動を行えるようになった。

 さらに、日本触媒は今回、当該貯蔵所等を使用することにより、事故発生場所から一定の距離があり、非危険物である自動車触媒の製造設備について、安全を確保した上で再稼働を進めていくとしている。

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