ツイートをジオマップで集計して、人種差別の強い地域を割り出す
2012年11月14日 11:50
danceman 曰く、
つい先週、オバマ大統領が米国大統領選挙で再選を果たしたばかりであるが、その翌日、米国内で人種差別的なツイートが多数投稿されていたようだ。地理学者らによるグループ、Floating Sheep が、こうした差別的ツイートをジオマップで州ごとに集計し、地域集中度指数を割り出したところ、最も差別的ツイートが集中した州はアラバマ州であり、次がミシシッピ州であったとのこと。ジョージア州やルイジアナ州、テネシー州が続き南部に集中していることが分かった。また、南部以外でポイントが高かったのはノースダコタ州、ユタ州、ミズーリ州、オレゴン州、ミネソタ州であったという (The Atlantic の記事、Jezebel の記事、本家 /. 記事より) 。
7 日に投稿され、「オバマ」または「再選」「勝利」について触れているツイートに、「ニガー」や「猿」など差別的な表現を含むもの 395 ツイートを調査したのだそうだ。さらに、11 月 1 日から 7 日までに全米で投稿された全ツイートを州ごとに集計し、LQ (location quotient inspired measure) 法を用いて地域集中度指数を割り出したとのこと。
「むかつくニガーがまた勝利した」「俺たちは、純血のアメリカ人を差し置いて使いモノにならないニガーを選んだ」「オバマが勝てた唯一の理由は、黒人だからよ」といった過激なツイートのスクリーンショットが Jezebel の記事には並んでいる。
スラッシュドットのコメントを読む | ITセクション | Twitter | 政治 | アメリカ合衆国
関連ストーリー:
米大統領選、オバマ氏が再選を果たす。いっぽう電子投票機には問題も 2012年11月07日