ホンダ、軽量コンパクトハイブリッドシステムを開発 小型車に最適

2012年11月13日 10:57

 ホンダは13日、走りと燃費を高次元で両立させる新世代パワートレイン技術「EARTH DREAMS TECHNOLOGY(アース・ドリームス・テクノロジー)」の1つとして、新たに小型車に最適な1モーターの軽量コンパクトなハイブリッドシステム「SPORT HYBRID Intelligent Dual Clutch Drive」を開発したと発表した。

 これによりホンダは、中型車に最適な2モーターを採用した世界最高効率の「SPORT HYBRID Intelligent Multi Mode Drive」、大型車に最適な3モーターを採用して左右の駆動力を自在に制御する「SPORT HYBRID SH-AWD(SPORT HYBRID Super Handling - All Wheel Drive)」と合わせて、クルマの特性に合った3つのSPORT HYBRIDシステムを揃えることになる。今後、ラインアップの特性に合わせて順次拡大を目指す。

 今回開発した軽量コンパクトハイブリッドシステムは、クラストップレベルの燃費に加え、従来モデルを超える力強い加速Gと、リズミカルで伸びのある加速感によりFUNな走りを実現した。新開発の直列4気筒1.5Lアトキンソンサイクルエンジンに、高出力モーター内蔵の7速DCT(Dual Clutch Transmission:デュアル・クラッチ・トランスミッション)とリチウムイオンバッテリーを組み合わせ、従来型の1モーターハイブリッドシステムに比べて30%以上の効率向上を実現するドライブユニットとなっている。

 加速、高速クルーズ時はクラッチを接続させ、1モーター+エンジンによるスポーティーな走りを実現し、発進、低・中速クルーズ時はクラッチでエンジンを切り離し、高効率なEV走行を実現する。減速時もクラッチでエンジンを切り離し、エネルギー回生を高めることで燃費の向上に寄与する。

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