【相場熟者が答える投資相談】リプセンスは持続し様子見、最年少社長に期待、業績好調で

2012年11月10日 11:17

  【問い】 リブセンス <6054> を公募増資の3709円で1000株持っています。売るべきか迷っていますので、よろしくお願いします。

  【答え】 11月9日(金)は75円安の4565円と反落しています。

  同社は求人情報サイトを運営。昨年12月にマザーズに上場。村上太一社長が25歳で、「史上最年少上場社長」として話題を集めました。本年9月7日に、東京証券取引所がリブセンスの上場市場を東証1部か2部へ10月1日付で変更すると発表。同18日、東証1部指定を発表と同時に、株式の売出価格が3,709円に決定したと発表。株価は、売り出し実施による需給悪化懸念を跳ね除け、東証株価指数(TOPIX)算入に伴う、指数連動型投信への組み入れ期待から先回り買いが入り、9月27日には分割後の高値5030円と買われました。その後、10月2日安値4045円と短期調整を挟んでもみ合いとなっています。

  足元の業績、今12月期売上高は23億2300万円(前年比2.04倍)、営業利益は11億3300万円(同2.19倍)と大幅増収増益を見込んでいます。13日に今12月期第3四半期決算の発表が予定されています。8月14日に業績予想を上方修正していましたが、四季報ではさらに増額を観測していますので、期待感はあります。

  また、情報・人材事業大手のリクルートが早ければ来年度の株式上場が有力と伝わっていますので、上場を成功させる意味でも、同業のリブセンス株は露払い的な動きとして当面堅調展開が続くとの思惑が働いているようです。来12月期2ケタ増収増益も観測されていますし、10月2日安値4045円割れを手仕舞いの基準として、しばらく保有してみてはどうかと考えます。(株式評論家・摩周湖)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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