スペースシャトル・アトランティス、新しい展示場所へ移動
2012年11月9日 12:00
米航空宇宙局(NASA)は11月2日、スペースシャトル・アトランティスをシャトル組立棟から運び出し、ケネディ宇宙センター・ビジター・コンプレックスの新しい展示場所へと運んだ。
アトランティスはアメリカ東部夏時間11月2日6時30分頃(日本時間19時30分頃)に運び出され、多くのスペースシャトル・ファンが集まる中、ゆっくり移動し、約11時間半かけて新しい展示場所に到着した。
NASAは現在、ケネディ宇宙センター・ビジター・コンプレックスを改修しており、新しい施設として2013年7月にオープンする予定となっている。
なお、これで退役したスペースシャトル3機の移動が全て完了した。今後、「ディスカバリー」はアメリカ国立航空宇宙博物館の別館「ウドヴァーヘイジー・センター」、「エンデバー」は「カリフォルニア科学センター」、そして、アトランティスはケネディ宇宙センターでそれぞれ一般公開される。
写真=NASA。
■Ceremonies Celebrate Atlantis in Move to New Home
http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/main/atlantis_lastmove.html
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