Google にアクセスできなくなった理由

2012年11月9日 11:50

 taraiok 曰く、

 CDN サービスを提供している CloudFlare 社のブログによれば、米国時間の 2012 年 11 月 6 日、Google のサービスが約 27 分停止する事態に陥ったらしい。気がついたのは CloudFlare 社のネットワークエンジニア。彼は AS 番号や経路情報などから Google のネットワークを調べたところ、トラブルの原因がインドネシアの ISP「Moratel」の経路にあることをを見つけ出した。そして Google に連絡。Google はこの経路への対策をとったことで、サービスは復旧を果たしたという。ネットワークエンジニア氏がオフライン状態に気がついてから、わずか 6 分半で障害は解決したとしている (CloudFlare blog の記事本家 /. 記事より) 。

 このブログによれば、このオフライン状態はインターネットの人口の 3 〜 5 % 程度影響を与えたのではないかと見ている。なお原因となった Moratel 社によれば、このトラブルは予期しないハードウェア障害によって引き起こされたもので悪意はないとしている。しかし、同ブログによれば、過去にパキスタンが Google のサービスをネット検閲しようとした際にも同様の障害が起きているという。本家のコメント欄では、こうした状況が悪意を持って引き起こされる可能性について議論がされているようだ。

 スラッシュドットのコメントを読む | ITセクション | Google | インターネット

 関連ストーリー:
2月17日早朝、インターネットに障害発生 2009年02月19日
総務省が「経路乗っ取り」防止の監視網構築に着手 2005年06月10日

 

関連記事

最新記事