【株式評論家の視点】天下のソニーPBR0.4倍は評価低くすぎる、狙い場

2012年11月9日 09:36

<銘柄の見所>

  ソニー <6758> は11月8日に再び売り直され、9月6日の安値849円が意識されてきた。11月1日の9月中間決算発表時に今2013年3月期について、純利益が200億円と、5期ぶりの黒字確保の見通しが明らかになり、一時的に見直し人気が盛り上がった。

  ただ、テレビ事業の赤字縮小や金融事業の好調がその要因とあって、見直し買いは続かず、つれて戻り待ちの売り物の値段が切り下がってきたことが8日の波乱場面につながった。その突っ込み場面を個人投資家が拾っている。まだ、業績立ち直りへ向けての方向性は見えていないが、ソニーの底力を信じての期待買いと思われる。

  天下のソニーのPBRが0.4倍と言うのは明らかに売られ過ぎの水準ではある。収益源の方向性が見えるまでは、リバウンド相場の域を抜けるのは難しい。リバウンド相場を繰り返しながら、本格戻り相場を模索する展開になりそう。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【株式評論家の視点】大幅増益の富士紡HD、買い勢力次第では空売り踏み上げへ(2012/11/07)
【今日の言葉】下降局面入りした景気、原因は明確(2012/11/07)
急騰銘柄を徹底予想する日刊株式投資情報新聞(メルマガ無料)好評!会員が急増中(2012/07/20)
プロの記者が急騰銘柄を徹底予想!日刊株式投資情報新聞(無料)メルマガ登録受付中!(2012/07/20)

関連記事

最新記事