富士急ハイランドに「リサとガスパール」の世界初テーマパークが来夏開業

2012年11月7日 19:16

 富士急行は、富士急ハイランドに、フランス生まれの人気キャラクター「リサとガスパール」の世界初となるテーマパークを2013年7月に開業する。

 同パークは、リサとガスパールの暮らすパリの街並みの中に、メリーゴーラウンドやカフェ、オリジナルグッズを扱うショップ、原画を展示するミュージアムなどが点在し、いたずら好きなリサとガスパールにいたるところで出会うことができる施設となる。なお、富士急ハイランド目的の顧客はもちろんのこと、近隣施設に訪れた顧客も気軽に立ち寄ることができるよう、入園口前を建設予定地としている。

 さらに、隣接するハイランドリゾートホテル&スパには「リサとガスパール」をテーマにした客室やレストランも登場し、ホテルからパークまで続くエリア一帯を独特の世界観とやわらかな質感で描かれる「リサとガスパール」が彩る。

 今回の導入構想は、来年で開業15年目を迎えるきかんしゃトーマスのテーマパーク「トーマスランド」で培ってきたキャラクターコンテンツ活用のノウハウを活かし、新たな客層の開拓を求めて取り組むもので、年間1700万人と言われる富士五湖地域への観光客を取り込む狙いもあるという。

 「リサとガスパール」は、パリに住む、白いからだに赤いマフラーを巻いた女の子「リサ」と、黒いからだに青いマフラーを巻いた男の子「ガスパール」が主人公の物語。作者のアン・グットマンとゲオルグ・ハレンスレーベンが描き出す独特の世界観とやわらかな質感の絵が人気の絵本シリーズで、フランスより1年遅れて2000年に日本でも出版され、今年で12周年となる。現在までに国内で36タイトルの絵本が発売され、累計販売数は約190万部。犬でもうさぎでもない不思議でキュートな仲良しのふたりは、2007年発売の「リサとガスパール にほんへいく」で、金閣や詩仙堂にも訪れている。

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