豊田通商、電池残量と走行可能距離が予測できるEV用シェアリングシステムを開発

2012年11月5日 17:07

 豊田通商とサージュ(本社:神奈川県横浜市)は5日、電池残量と走行可能距離を予測する機能をもった電気自動車シェアリング用予約システムを開発し、トヨタ車体が製造する超小型電気自動車“コムス”を利用したシェアリングサービスを開始したと発表した。

 同システムは、車両走行中の電池消費量および充電時の回復量データを蓄積して電池残量を予測し、予測電池残量を15分単位で予約システム上に表示するもの。また、シェアリングの予約時に目的地を登録することで目的地までの到達可否を判断する機能を有し、複数の人が利用するカーシェアリングでも電池残量を心配せず、安心して電気自動車を利用することができる。

 今回、マンション居住者向けなどに同システムを利用した電気自動車シェアリングサービスを企画し、都内および名古屋市郊外のマンション、ならびに豊田通商 豊田支店で同シェアリングサービスのモニター利用を開始した。なお、同シェアリングサービスは、サージュの関連会社ジョイカ(本社:大阪市淀川区)を通じて提供する。

関連記事

最新記事