【今日の言葉】活断層と貿易収支の行方

2012年11月5日 12:10

  『活断層と貿易収支の行方』=今年夏、再稼動した関西電力の「大飯原発」に対し、4日、原子力委員会が同原発の下にあるとされる活断層について調査結果の会議を開いた。

  調査団メンバーの見解が分かれ、結論は先送りされた。活断層なら原発は再び運転を停止する可能性もあるという。再稼動の効果で心配された近畿地域の今年の夏は深刻な電力不足に陥ることはなく乗り切れた。仮に、停止になればまた来年夏が心配。しかも、暑いだけでなく、経済への影響は大きい。

  原子力に代わる火力発電でLNGの輸入が急増して日本の今年4~9月の貿易収支は3兆2189億円の大赤字を出している。「火山列島の日本は厳密に調査すれば安心というところはないだろう。大飯の行方から目が離せない」(中堅証券)。結果によって、貿易収支が改善に向かうこととなるか、赤字が定着するか注目される。次の会合は7日だそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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