UQ、TD-LTE方式の次世代サービス規格導入を検討開始
2012年11月1日 18:17
UQコミュニケーションズは31日、2012年10月30日にWiMAX ForumがWiMAX Release2.1規格を発表したことに伴い、UQ WiMAXの次世代サービス規格としてWiMAX Release2.1規格を採用する方向で検討に入ると発表した。
WiMAX Release2.1規格は現在UQが採用しているWiMAX Release1.0規格を含むこれまでのWiMAX規格との親和性確保と高速化、更にはTD-LTE方式との互換性確保によるエコシステム構築を目指した規格となっている。
UQは2009年2月の事業開始以来、積極的なエリア整備とWiMAX Speed Wi-Fi(Wi-Fiルーター)などによりモバイル高速インターネット通信を提供してきた。その結果、2012年9月末時点で人口カバー率は約93%、契約者数は362万加入となっている。
UQはWiMAX Release2.1規格の採用により、顧客に更に高速で快適なWiMAXサービス環境を提供すると共に、既に整備された日本全国規模のWiMAXエリアもシームレスに利用できる次世代WiMAXサービス「WiMAX 2+(「ワイマックスツープラス」仮称)」の提供の検討に着手する。
UQはデータ通信量の増大に伴う周波数逼迫に対し、総務省に新たな20MHz幅の周波数割当を求めており、WiMAX Release2.1をその新規周波数帯域に導入する予定。