ソニー、Wi-Fi機能搭載の新ミラーレス一眼カメラ2機種を発売

2012年10月30日 16:45

 ソニーは30日、有効約1610万画素の“Exmor”APS HD CMOSイメージセンサー、高速性と動体への追従性に優れた「ファストハイブリッドAF」システムおよびレンズ交換式デジタル一眼カメラ“α”として初めてWi-Fi機能を搭載したミラーレス一眼カメラ「NEX-5R」、「NEX-6」の2機種を発売すると発表した。発売日は11月16日。市場推定価格は「NEX-5R」が8万円前後、「NEX-6」が9万5,000円前後。

 今回発売する「NEX-5R」「NEX-6」は、コンパクトでスタイリッシュなボディにAPS-Cサイズの大型イメージセンサーと進化した画像処理エンジン「BIONZ(ビオンズ)」を搭載し、一眼カメラならではの高画質で美しいぼけ味や、きめ細やかな階調表現、低ノイズのクリアな静止画・動画撮影を実現する。また、レンズキットには従来比長さ約50%、重さ約60%の薄型のパワーズームレンズを採用し、なめらかなズーム操作が可能。

 両機は、高速性と動体への追従性に優れている位相差検出方式オートフォーカス(AF)センサーをイメージセンサーの撮像面に配置している。加えて、合焦精度が高いコントラスト検出方式AFを組み合わせた「ファストハイブリッドAF」システムでフォーカスの速度と精度を両立した。さらに、従来のミラーレス一眼カメラでは実現が難しかったAF追従の毎秒10コマの高速連写が可能。

 また、Wi-Fi機能搭載により、30日発表の新しいアプリケーションダウンロードサービス“PlayMemories Camera Apps”に対応。スマートフォンをカメラのリモコンとして使用でき、リモートで撮影できる「スマートリモコン」やトリミングや水平補正、明るさ調整などが可能な「フォトレタッチ」などカメラ本体で様々な機能を好みに応じて追加し、撮影、編集の利便性を高め、カメラの撮る楽しみを広げる。

 「NEX-5R」は「5シリーズ」の系譜を受け継ぎ、スタイルと先進機能に磨きをかけた機種。180度チルト可動式液晶モニターによる自分撮り、タッチパネル搭載による指先でのスムーズなメニュー選択、撮りたい被写体に画面上でタッチし、ピントを合わせてシャッターが切れる「タッチシャッター」を搭載した。

 「NEX-6」は先進の機能を搭載しながら一眼カメラの画質・操作性にこだわった機種。「モードダイヤル」で露出・撮影モードの設定、「コントロールダイヤル」で撮影モードに応じた絞りなどの設定が可能で撮影者の意図を瞬時に反映できる。また、視野率100%のXGA有機EL電子ビューファインダーを搭載し、ファインダーでとらえた映像をそのまま撮影できる。さらに、フラッシュ内蔵により夜景をバックに人物撮影など撮影の幅が広がる。

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