日本電気、平成25年3月期第2四半期の連結決算を発表

2012年10月29日 11:00

 日本電気 <6701> は26日、平成25年3月期第2四半期の連結決算を発表した。売上高は1,447,809百万円(前年同期比0.3%増)、営業利益47,368百万円(前年同期比597.7%増)、経常利益29,867百万円となり、四半期純利益は7,998百万円となっている。

 現在、先進国では欧州諸国の財政危機等に伴う金融市場の混乱を受けて消費や投資活動が慎重となり、新興国でも先進国向け輸出の鈍化やインフレ抑制に向けた金利引き下げの影響で、成長率が鈍化している。日本経済は震災の復興需要、企業による設備投資の穏やかな持ち直しや堅調な個人消費によって回復基調が続いたものの、世界経済の停滞や円高の影響も見られた。

 このような事業環境のもと、同社の売上高は前年同期に比べ46億円の増加。これは個人向けパソコン事業の非連結化などによりパーソナルソリューション事業が減収となったものの、ITソリューション事業やキャリアネットワーク事業が増収となったことなどが要因と考えられる。また、収益面では、営業損益は前年同期と比べ406億円改善。要因としてはITソリューション事業やキャリアネットワーク事業の売上増に加え、構造改革の着実な実行や原価率の階損および販売費及び一般管理費の効率化などによるものと考えられる。

尚、通期での見通しも修正無しとしている。

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