ドコモ、スタートアップ企業やベンチャー企業を支援 ファンドも設立

2012年10月26日 17:25

 NTTドコモは26日、日本におけるスタートアップ企業やベンチャー企業とともにスマートフォン向けの新たなサービスを創造することを目的として、ベンチャーとの連携強化に向けた新たな取り組みを開始すると発表した。まず、2012年度中に起業支援プログラム「ドコモ・イノベーションビレッジ」を開始し、ベンチャー企業への出資を行うコーポレートベンチャーファンド「ドコモ・イノベーションファンド」の設立を予定している。

 「ドコモ・イノベーションビレッジ」は、ハード・ソフト両面から起業家を支援するプログラム。具体的な支援としては、審査によって選ばれた複数のチームに対して共同オフィススペース等の開発環境を提供する。また、専門家による経営面や開発面のアドバイスに加えて、起業経験者や著名経営者による講演会を開催する。

 同プログラムを通じて、新たな可能性に挑戦しモバイル・インターネットの世界を広げるサービス開発やビジネスモデルを推進するスタートアップ企業の支援を図る。なお、ドコモ・イノベーションビレッジは、国内の起業支援事業者と連携しながら運営していく。

 「ドコモ・イノベーションファンド」は、起業支援プログラム「ドコモ・イノベーションビレッジ」発のスタートアップ企業や、有望なサービスや技術を保有するベンチャー企業に対して出資するファンド。出資を通じて企業の更なるバリューアップを図るとともに、有望なサービス・技術はドコモで活用し、サービスの更なる充実を目指す。同ファンドは運用金額100億円規模、運用期間10年間で設立する予定。なお、「ドコモ・イノベーションファンド」の管理・運営については、2012年度中にドコモが新たに設置するファンド運営子会社が実施する予定。

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