【注目のリリース】航空機リースなどのFPGは組成金額が連続最高を計画

2012年10月26日 17:03

■前9月期は2割増加し今期は5割増へ

  航空機リース・コンテナリースなどのFPG <7148> は26日の大引け後、2012年9月期の決算(非連結)を発表し、9月期末の配当を27円から32円に増額した。前期は1対3の株式分割前の価額で70円だったため、大幅増配になる。

  同社は10月22日付で東証1部銘柄になったばかり。前9月期は好調で、欧州の一流航空会社を含めた海外賃借人を新規開拓するなど、オペレーティング・リース事業の組成金額は472.9億円(前期比20.8%増)となり、経済環境に厳しさがある中、過去最高の組成金額を達成した。売上高は前期比40.7%増の28.02億円となり、営業利益は同38.9%増の14.38億円、純利益は同42.3%増の7.93億円になった。

  今期は、欧州の債務問題、中国経済の減速懸念などの不透明さが継続すると見込むものの、東京証券取引所市場第一部への上場による信用力向上効果などにより、リース事業の組成金額は約719億円(52.0%増)を見込む。業績予想は、売上高が20.0%増の33.64億円、営業利益が12.7%増の16.21億円、純利益が7.6%増の8.53億円、1株利益は100円94銭。

  本日の株価終値は996円(11円高)。会社側が示した今期の予想1株利益は、一般的に入手しやすい事前予想のひとつになる「四季報」(東洋経済新報社)予想の118.7円を下回るため、やや落胆感はありそう。しかし、株価終値のPERは10倍未満になり、業績の伸び率などから割安感が強い。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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