三菱自、SUV「アウトランダー」をフルモデルチェンジ 先進安全技術も採用

2012年10月25日 12:26

 三菱自動車は25日、今後のミッドサイズSUVに求められる安全性・低燃費・上質感と、走りや使い勝手など様々な性能を高い次元で調和させたプレミアムツーリングSUVの新型「アウトランダー」を、全国の系列販売会社を通じて発売した。価格は242万7,000円(税込)から。

 2005年10月発売の先代モデルは、優れた走行性能による“胸のすく走り”や3列7人乗りシート等のユニークなユーティリティが評価され、約66万台の世界販売を達成した。新型「アウトランダー」では、“Leading the New Stage(=SUVを新たな次元へと導く)”をテーマに掲げ、先代の優れた特長を継承しながら、先進安全装備・高性能4WD等による優れた安全性能や、低燃費化技術・軽量化等による高い環境性能の実現、そして外観・内装・走りなど全体的な質感の向上を目指し、三菱自動車のクルマづくりの技術・ノウハウを結集した。

 商品展開は、2.4Lガソリンエンジン搭載の4WD車「24G/24G Safety Package/24G Navi Package」と、2.0Lガソリンエンジン搭載の2WD車「20G」の計4グレード構成となる。先代モデルから約22%(4WD/2.4L仕様)の大幅な燃費向上により全車で平成27年度燃費基準を達成し、エコカー減税(50%)に対応した。

 また、三菱車として初採用となる先進安全技術“ぶつからない、はみださない「e-Assist(イーアシスト)」”を、「24G Safety Package」「24G Navi Package」に標準装備。「24G Safety Package」とベースグレード「24G」の価格差を95,000円に抑え、購入しやすくお買い得感のある安全装備とした。

 新型「アウトランダー」は、先に登場した新型「ミラージュ」と同様、三菱自動車の重要なグローバル戦略車として世界市場に順次展開していく。既に今年7月にロシア、9月に欧州で販売を開始し、ロシアでは受注台数が1万台(9月末時点)を超えるなど好調なスタートを切っている。日本での発売以降はオセアニア、北米等への投入を予定している。

 なお、同車をベースに電気自動車派生の「プラグインハイブリッドEVシステム」を搭載した「アウトランダーPHEV」は、2013年初めに国内で発売する予定。

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