化学が苦手な 15 歳の息子を持つ親、高校で化学が必須科目であることに疑問

2012年10月22日 13:30

 danceman 曰く、

 Washington Post に掲載された David Bernstein 氏の投稿記事本家 /. 記事で大きな議論を呼んでいる。7 歳と 15 歳の息子がいる Bernstein 氏は、化学が得意でない 15 歳の息子が高校で必須となっている化学の授業を受けなければならないことに疑問を感じるとしている。

 アメリカの競争力を高めるのに科学者がもっと必要だという考えに対しては、理解はできるものの、息子は科学者になることはないだろうから「この考えそのものがおかしい」としている。また、子供らが自ら得意分野や興味の湧く分野を見つけるためにも様々な科目の授業を受ける必要があるとする議論については、7 歳の子供ならまだしも、既に化学に向いてないことが明らかな 15 歳が化学の授業を 1 年間も受け続けなければならないことに納得がいかないようだ。

 また、化学を通して分析技術を学び、それを他の分野に応用することができるとする考えについては、他の科目でも同様の技術を学ぶことができ、しかもさほどの苦痛を感じずに高い関心をもつことが期待できるとしている。そもそも高校レベルの化学は「暗記ばかり」で、息子は一週間も経てば授業内容をすっかり忘れてしまうだろうとのこと。「機会費用」の概念でいえば、関心を持つことのできない化学の授業を受けることで、パブリックスピーキングや音楽、政治科学、作文、HTML コーディングなど、もっと得意であるかもしれない科目をとる機会を逸していることになると述べている。

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