Windows 8とWindows RTの違いは混乱を招くか

2012年10月21日 17:50

Windows 8の発売を控えて米国ではMicrosoftが大々的に宣伝を行っており、特にSurfaceの宣伝には力が入っているそうだ。しかしMicrosoftがWindows 8とWindows RTの違いを明確にしてこなかったため、使用目的に一致しないにもかかわらずSurfaceを購入してしまうケースが多くなるのではないかと予想されている(The Vergeの記事SlashCloudの記事本家/.)。

Windows RTの外見はWindows 8とほぼ同じだが、ARMプロセッサーに対応するWindows RTでは従来のWindowsアプリケーションが動作しない。Microsoft Storeでは、Surfaceの商品情報ページで「HELP ME CHOOSE」としてWindows 8とWindows RTの違いがリストアップされているものの、使用できるアプリケーションに関しては「アプリケーションはWindows Storeからインストールできますが、Windows RTのデスクトップにアプリケーションをインストールすることはできません」といった記述があるのみだ。多くの購入者はデスクトップが何を指すのかもわからないだろう。

混乱するのはユーザーだけではない。The VergeのSean Hollister氏が素人を装って地元のMicrosoft Storeに電話で問い合わせたところ、Windows RTはタッチ操作に最適化されている以外はWindows 8とほとんど同じだと言われたそうだ。さらにHollister氏は他の3店舗に電話で問い合わせ、Microsoft StoreのWebサイトでも4人の担当者とチャットしたが、正確にアプリケーションの互換性を説明できる担当者はいなかったという。なお、Microsoftでは10月26日に間に合うようにMicrosoft Storeの店員をトレーニングしているとのことだ。 スラッシュドットのコメントを読む | ITセクション | ハードウェア | OS | マイクロソフト | ソフトウェア | Windows | IT

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