ユニクロとテニスのジョコビッチ選手、10億円規模の子供支援ファンドを設立
2012年10月16日 21:14
ユニクロは16日、同社の柳井正代表取締役会長兼社長と、プロテニスプレイヤーでありユニクロのグローバルブランドアンバサダーであるノバク・ジョコビッチ選手が共同発案した、「Clothes for Smiles(クローズ・フォア・スマイル)」プロジェクトを発足させると発表した。同プロジェクトの使命は、世界中の子どもたちのために10億円規模のファンドを設立し、「これから未来をつくる彼らに様々な夢と希望を提供していこう」というもの。
ファンドの原資は、2012年秋冬シーズンに販売するユニクロのヒートテックとウルトラライトダウンの売上から拠出される。主なファンドの活動は2つあり、それぞれ5億円規模となる。一つは、世界中の人々からファンドの活用アイデアをインターネット上で募集し、実行していく活動。もう一つは、ファーストリテイリングがユニセフ(国際連合児童基金)とグローバルアライアンスを結び、子どもたちの教育環境の改善に関するプログラムを支援していく活動。
柳井社長は、同ファンドについて、「ノバク・ジョコビッチ氏と一緒にユニクロ初のファンド『Clothes for Smiles』を発足することができて、大変嬉しく思う。ユニクロで行っているCSR活動の、全商品リサイクル活動、ソーシャルビジネスに続く大きな柱となるこの『Clothes for Smiles』は、規模、内容、アイデアの集め方など画期的なCSR活動だ」と述べている。
また、ノバク・ジョコビッチ氏は、「ユニクロとパートナーシップを結んで、これから未来をつくる世界中の子どもたちに様々な夢と希望を提供していくためのファンドを立ち上げることが出来てとても光栄。未来を担う世界中の子どもたちのために、世界中の方々に参加していただき、子どもたちに笑顔を届けていきたいと思う」と語っている。