日本HP、タブレットとしても使用可能なWindows 8搭載ハイブリッドPCを発売
2012年10月12日 13:10
日本ヒューレット・パッカード(HP)は12日、全製品に最新OSのWindows 8を搭載した個人向けPCの新ラインアップを発表した。新製品は10月26日より順次販売を開始する。また、一部モデルは本日より予約販売を開始する。
新ラインアップは、Windows 8のマルチデバイス対応、キーボード、マウス、タッチ操作強化といった特長を活かし、キーボード部を取り外しタブレットとして使用できる新コンセプトのハイブリッドPC「HP ENVY x2」、タッチ操作に対応した14.0インチのUltrabook「HP ENVY TouchSmart Ultrabook 4」、両手による10点マルチタッチ操作対応のオールインワンPC 「HP ENVY 20 TouchSmart All-in-One」など、個性的な製品を豊富に取り揃えた。
「HP ENVY x2」は、HPが初めて個人向けPCのラインアップに追加した、ノートPCとタブレットそれぞれのメリットを兼ね備えたハイブリッドPC。製品名の「x2」は利用シーンに合わせて2通りの形態を使い分けできる新しいコンセプトの製品であることを表している。
軽量で質感の美しいアルミニウム製の筺体と、取り外し可能なマルチタッチ操作対応の11.6インチワイド IPSディスプレイを採用し、キーボードドック(キーボード部)を装着した状態では最大約14時間の長時間駆動のモバイルノートPCとしてメールやチャットが楽しめ、取り外した状態では薄さ8.6mmのタブレットとして様々な場所で気軽に使える。
キーボードドックは、人間工学に基づいたなだらかな傾斜とキーピッチ18.9mmのフルサイズキーボードによる快適な操作性を備え、2in1メディアスロット、HDMI、USB2.0×2(電源オフUSBチャージ機能対応×1)などのインターフェイスを両サイドに搭載する。タブレットとの接続部はマグネットアシストで簡単に着脱がおこなえるよう工夫を施し、設計段階で10,000回の抜き差しテストをクリアした優れた耐久性を備える。
タブレットは、前面の2メガピクセル(HD:1,080p対応)Webカメラと背面のフラッシュ機能付き8メガピクセルカメラ、迫力の重低音を再生するBeats Audioステレオスピーカー2基など充実のエンターテインメント機能を搭載。また、microSDスロット、カードエミュレーションや端末間通信に利用できるNFC(近距離無線通信技術)インターフェイスも搭載し、タブレット単体として優れた利便性も備えている。
バッテリーはキーボードドック、タブレットそれぞれに搭載しており、タブレットとして約7.5時間、ノートPCとして約14時間の長時間駆動が可能。HP Directplus価格は税込7万円前後からで、販売開始日は2013年1月。
「HP ENVY 20 TouchSmart All-in-One」は、Windows 8の新インターフェイスに最適な10点マルチタッチ対応の20インチワイドディスプレイを搭載し、東京生産で提供するオールインワンPC。15倍W録画に対応した3波対応ダブル地デジチューナー、臨場感あふれるサウンドを提供するBeats Audioステレオスピーカーなど、充実のエンターテインメント機能を搭載する。また、SSDとハードドライブの組み合わせにより、高速性と大容量を実現した「HPスマート・キャッシュ」対応モデルが選択可能。HP Directplus価格は税込59,850円から。販売開始日は10月26日。
「HP ENVY TouchSmart Ultrabook 4」は、薄型軽量の筺体に、直感的な操作が可能なマルチタッチに対応する14.0インチワイド液晶スクリーン搭載のUltrabook。高速起動かつ大容量を実現するSSD(mSATA)+ハードドライブのストレージ構成、Beats Audioステレオスピーカーとサブウーファーによる高品質なサウンド、約7時間15分の長時間バッテリ駆動など、Ultrabookとしても高機能を備える。量販店モデルの店頭想定価格は10万円前後。販売開始日は11月下旬。