日産、「踏み間違い衝突防止アシスト」を年内に商品化 エルグランドに採用

2012年10月12日 11:56

 日産自動車は12日、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故の軽減を目的とした「踏み間違い衝突防止アシスト」技術を開発し、年内にエルグランドに採用すると発表した。

 踏み間違い衝突防止アシスト技術は、駐車場等で運転者がブレーキと間違えてアクセルを踏みこんだ結果、クルマが暴走し、壁などに衝突する踏み間違い事故の軽減を目的としている。アラウンドビューモニターの4台のカメラと超音波ソナーを使い、クルマが現在いる場所が駐車スペースなのか、進行方向に壁などの障害物が存在するかを検知し、必要に応じて加速を抑制するとともに衝突の前にブレーキが作動するシステムとなっている。

 日産は、今までも衝突の回避を支援するテクノロジーの開発に注力し、安全技術を商品化してきた。その中のひとつに「踏み間違い衝突防止アシスト(駐車枠検知機能付)」があり、一部仕様向上するエルグランドに今年末までに採用される予定。

 エルグランドは、これまでもアラウンドビューモニター、移動物検知(Moving Object Detection)機能等、先進安全装備を世界に先駆けて採用しており、踏み間違い衝突防止アシストについても同車から搭載していく。

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