NASA、無重力での手術を可能にする器具をテスト
2012年10月8日 17:21
火星への移住が話題に上ることも多いが、宇宙飛行の途中で緊急手術が必要になることもある。そのため、NASAは無重力状態での手術を可能にする「Aqueous Immersion Surgical System(AISS)」という器具を、無重力訓練機に搭載してテストしたそうだ(ルイビル大学のニュース記事、The Atlanticの記事、NewScientistの記事、本家/.)。
無重力状態の宇宙船で手術を行うと、切口から血液が飛散するため宇宙船全体が汚染される可能性がある。カーネギーメロン大学とルイビル大学の研究者が設計したAISSは手術箇所を覆って使用する透明な箱で、生理食塩水を満たすことで圧力を加え、傷口から血液が滲み出すことを防ぐという。また、圧力を調整することで血液の回収を行うことも可能とのことだ。 スラッシュドットのコメントを読む | サイエンスセクション | 火星 | サイエンス | 医療 | NASA
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