テキサスで発生した地震、シェールガス採掘場が地震の震源地である可能性が高い
2012年10月5日 11:20
danceman 曰く、
先週の土曜日、テキサス州ダラス郊外でマグニチュード 3.4 の地震が観測され、その後も 24 時間以内に余震が 2 度続いたが、今回の地震はシェールガス採掘に起因しているようだ。テキサスでは、地震が発生した 2008 年 10 月 31 日以前はマグニチュード 3 以上の地震を観測したことがなかったが、それ以降は 2010 年を抜かして、毎年少なくとも 1 回はマグニチュード 3 以上の地震が観測されている (LifesLittleMysteries.com の記事、本家 /. 記事より) 。
シェールガス採掘後、使用済み汚染水は高圧で地底深くに廃棄されるが、テキサス大学 Cliff Frohlich 准教授によれば、この汚染水がそれまで「くっついていた断層」に入り込む潤滑剤となって、断層が滑りやすくなってしまったのだという。Frohlich 氏は、テキサス州バーネットシェールガス田を含む 70 平方キロメートル範囲で 2009 年 1 月から 2011 年 9 月までに発生した 67 回の地震を調査し、うち 24 回の震源地が、シェールガス採掘に使用された汚染水を廃棄するための注水用井戸が 1 つ以上所在している箇所から 3 .2キロメートル以内にあったことを発見した。
実際に汚染水を地中に圧入したことで断層が滑り、地震を発生させてしまったのかを証明することはできないが、「納得のいく説明」であるとしている。
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