パナソニック、反日デモで破壊された中国・青島工場を10月中旬に通常稼動へ

2012年10月5日 11:17

 パナソニックは4日、9月に中国で発生した反日デモによる同社グループ製造拠点の主な被害状況を発表した。

 工場建屋、設備、備品等で破壊被害を受けたデバイス社の青島工場(生産品目:スイッチ等の電子部品)については、一部の商品を除き生産を再開している。なお、通常稼動に復する時期は10月中旬を見込んでいるという。

 一方、工場建屋、設備、備品の一部で破壊被害を受けたデバイス社の蘇州工場(生産品目:プリント基板材料、プリント基板)は9月21日から、10人程度の中国人従業員による抗議行動があったため、操業を停止し、従業員を自宅待機としていたシステムコミュニケーションズ社の珠海工場(生産品目:固定電話)は9月25日から、それぞれ通常稼動しているという。

 また、人的な被害は発生していないという。今回の物的被害に伴う今年度連結業績予想への重要な影響はない見通し。

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