日本触媒の姫路製造所で爆発・火災事故、全プラントを操業停止

2012年10月1日 13:03

 9月29日午後2時40分頃、日本触媒の姫路製造所にて爆発・火災事故が発生した。同社の発表によると、9月30日午後10時時点で死亡者が1人(網干消防署)出ていることが判明。負傷者については「調査中」としている。

 爆発・火災事故が発生したのは日本触媒姫路製造所(兵庫県姫路市網干区興浜字西沖992-1)のアクリル酸タンク。9月29日午後1時頃にアクリル酸中間タンクで白煙を確認し、その後、午後2時40分頃に当該タンクが爆発・炎上したという。

 物的被害については調査中で、現時点で有害物質の製造所構外への漏れはないという。なお、9月30日午後10時時点で姫路製造所内の全プラントの操業を停止しているという。製品供給への影響については「現段階では不明」としている。

 原因と対策については、事故対策本部を設置し、事故原因調査等を全力で進めていく方針。また、事故原因が判明次第、適切な対策を実施する予定だという。

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