三菱電機、照明事業新体制でLED照明事業を強化 新ブランド「MILIE」を展開
2012年9月26日 10:59
三菱電機は25日、照明事業を「三菱電機照明株式会社」に統合し、社会の節電・省エネに貢献する中核事業であるLED照明事業を新ブランド「MILIE(ミライエ)」にて展開し、施設用3分野(オフィス、工場・倉庫、店舗・商業施設)で2016年度に業界のトップポジションを目指すと発表した。
目標達成に向けた具体策として、三菱電機照明に「開発営業部」を新設し、三菱電機グループの販売力も活用しながら、照明器具とランプを合わせた顧客へのソリューション提案営業を展開し、LED照明物件の受注力を強化する。
また、三菱電機照明に「研究開発部」を新設し、三菱電機グループの研究所・知的財産部門と連携しながら技術・開発力を強化し、光源と照明器具を統合した差別化製品の開発を推進する。
これらにより、LED化が加速する施設用3分野(オフィス、工場・倉庫、店舗・商業施設)を中心に、2016年度までに5000機種をラインアップし、同分野における業界トップポジションを狙う。
さらに、LED化促進に向けて三菱電機照明の生産効率を改善し、設備を増強する。具体的には、掛川南工場(旧三菱電機照明静岡工場)をLED照明器具の工場とし、掛川北工場(旧オスラム・メルコ掛川工場)をLEDデバイス(モジュール・電源)、蛍光ランプの工場とする。両工場のLED製造設備の投資により、LED照明の生産能力を強化する。